サーバ/周辺/世界―イプセン、グリーグ≪ペール・ギュント≫による音楽劇(2012)

Peer Gynt(Grieg), 2012

グリーグの付曲で有名な《ペール・ギュント》を、現代日本風にアレンジ。生まれ落ちた社会の様々な仕組みに、何の疑問も持たずに翻弄される人々を、舞台上で動き回る標識やサーバー役(写真中央)を用いて表現。原作のテーマでもある「自分とは何か」という問いを客席に投げかけた。本公演にあたっては脚本執筆も手掛ける。

 

輪舞曲―金子みすゞの詩による音楽劇(2012)

Rondo:with poems of KANEKO MISUZU, 2012

首藤健太郎による「金子みすゞの詩による歌曲集」、美術家の岩谷駿、安倍田そらの、國光裕子、古賀真弥、野村綾香の各作品をまとめ上げる形で創作した、オリジナルの音楽劇作品。尺八・日本舞踊を編成に取り入れ、日本らしさも色濃く出した。本作品にあたっては、脚本・演出に加え、ピアノ演奏も手掛けた。
モーツァルトのロンド a minor K511をベースに、ある女性と「世間」との闘いを綴り、人間社会の排他性とそれによる悲劇の連鎖を描く。

 

バスティアンとバスティエンヌ(2012)

Bastien und Bastienne(Mozart), 2012

傘とオルゴールを主要なアイテムに設定。音楽の力によって、雨模様の空に虹がかかってゆくように、バスティアンとバスティエンヌあるいは2人を取り巻く人々の心が晴れやかになる様相を表現した。

 

ヘンゼルとグレーテル(2013)

Hänasel und Gretel(Hunperdinck), 2013

鳥や羽といったモティーフで舞台全体を統一。子供達の成長を、籠に閉じ込められていた鳥達が飛び立つのに見立てた。
一方で、魔女を「大人達の集積体」と解釈し、現代社会のひずみにも目を向けた。

 

スザンナの秘密(2013)

Il segreto di Susanna(Wolf-Ferrari), 2013

ピアノでの上演という環境を活かし、物語全体をあるミュージック・カフェでの出来事という設定に読み替えた。嫉妬深く疑い深い店長/店で人気の歌手である妻/妻にひそかに想いを寄せつつも懸命に夫婦の仲を取り持とうとする若い店員の3名が、人間味あふれるドラマを展開する。

《アンドレア・シェニエ》より(オペラ演出試演会、2013)

Andrea Chénier (Giordano)

ヴェリズモオペラの代表作《アンドレア・シェニエ》から、第1幕のシェニエのアリアと第3幕のマッダレーナのアリアを、抜粋・合体して上演。シェニエのアリアでは音楽を四季ごとに区切り、その変化を日本舞踊で表現。マッダレーナのアリアでは終始赤い布を用いたシンプルな演出で、マッダレーナの不動の愛の力を表現。枕詞を重ねて愛する人への想いへとつなげてゆくシェニエと、ストレートに想いを語るマッダレーナとの、2人の愛情表現の対比を示した。

多摩テノール劇場(2014)Tama Tenore Theatre

4名のテノールで、カンツォーネ付の寸劇やオペラの名場面を上演。フィナーレではオペラのヒーロー達がいっぺんに集まったらどうなるか!?という劇を行った。

オルフェオとエウリディーチェ(2014) Orfeo ed Euridice

本来であればバレエ団や合唱団が必要なグルック《オルフェオとエウリディーチェ》を、小規模なコンサートサロンで上演出来るよう再編。「ふれあい」をテーマに、オルフェオとエウリディーチェ、そしてかつては生ある人間であったであろう亡霊達のコミュニケーションに焦点を当てた。

舞台写真はGalleryページをご覧ください!